今回の参加メンバーは、私を入れて8名・・・
中でも最高齢Aさんは、なんと77歳だ・・・
コロナの影響か、平日の影響か?
とりわけ登山人口が今までと比べて、
圧倒的に少なく、思い切りゆったりとした
山行が楽しめました。
こんな山登りも良いなあ~~
っと言う分けで、写真でも眺めて下さい。
10月1日(木) 立山室堂ー別山乗越ー剣山荘(泊)
佐野の自宅を出たのが、午前時0時30分、宇都宮出発御前2時、
扇沢で電気バスに乗り換えたのが、9時・・・
立山室堂からの登山開始10:20・・・またまた寝ずの登山となりました。
てくてくと、石畳と石の階段で出来た登山道を、ミクリガ池から雷鳥沢へと歩を進めます。
周りを見渡すと、もう秋・・・紅葉真っ最中、ガスが鈍よりとかかる中、幻想的な風景を
見ながら歩きます。
雷鳥沢に付き、一息ついていたら、地元のケーブルテレビのスタッフ達と出会い、インタビューを受けることに・・・
何処から来たのですか?何処へ行かれるのですか?などなどの問いかけに、こちらは「しどろもどろ」こわばった表情を浮かべるばかり・・・
仕方がないので、駄洒落を混じりながら、スタッフ人たちに成り行きを説明・・・
77歳にて、剱に挑戦やら平均年齢が70歳など
を話したら、ケーブルテレビのスタッフが
逆にこちらに食いついて来ました。
そして、これから先、ほぼほぼ行動を共にすることと、あいなりました。
※雷鳥沢は、称名の滝の源流であり、称名川から立山駅付近で常願寺川と名を変え、
富山湾へと注ぎます。
12:00 昼食をすまし、雷鳥沢から別山と奥大日岳を結ぶ稜線の鞍部「新室堂乗越」を目指します。
新室堂乗越から約1時間・・・14:00別山乗越に立つ剣御前小舎へ到着
14:20 出発 「こんな天気の日は雷鳥が出てくるんですよ」と言って間もなくすると、
話を聞いていたように、お腹を白く染め始めた雷鳥が現れました。
右手下に、剣沢小屋と富山県警救助隊のあるテント場を見ながら歩き、急降下・・・
小さな池の傍に、本日の宿泊地・剣山荘に付きました。15:25
夕食をすまし就寝zzzz夜中に目を覚まして、外を除くと、月と火星が上空に浮かんでいました。
この日は、満月・・・しかも雲一つない・・・
10月2日(金) 剣山荘ー前剱ー剱岳 往復
朝食5:30 出発6:50 いよいよ剱岳登山、本番です。
いつもなら、真っ暗いうちにヘッドランプを点けて出発、最終日は、立山を縦走したのですが、
今回のプランは、ゆっくりプラン・・・剣山荘から剱岳、剣山荘の比較的楽なプランです。
雲一つない事に感謝しながら、まずは一服剱(2618m)を目指します。
おや!!足元に霜柱が・・・さすが冷えますね・・・
っと言いながら上り詰めると、稜線の先に富山の街並みと富山湾が見え始めました。
一服剱を超えると、剱山の本体が見え始めます。急な斜面を、喘ぎ喘ぎ上るとやがて前剱(2813m)の山頂に・・・見渡すと、東に後ろ立山連峰の主稜線に、鹿島槍ヶ岳・五龍岳が壁のように立ちはだかっていました。
さあ!これからが勝負・・・アップダウン・鎖場の多い岸壁を歩きます。
全員、ストックしまって下さ~~い!!
前剱の門を下り・・・
平蔵ノ頭もこんな感じで慎重に越えて・・・すると見えてきました。あの岩稜が・・・
っと言うわけで、カニのタテバイ・ヨコバイを
覗いてみましょう。
〇で囲んだのが人間です。
右:カニのタテバイを登る人
左:カニのヨコバイへ降り向かう人
下:タテバイを眺める人
と、いった具合です。
平蔵ノコルから下を覗くと、平蔵谷(ヘイゾウタン)の先に剣沢が見えます。
そして後ろを振り向くと、今歩いてきた稜線も・・・
さてと、では、一人づつ登りましょうか・・・気を付けてね・・・
っと言う訳で、全員の張りつめた姿などをお見せいたします。
こらこら、もっとゆっくり登ってください・・・写真が撮れません・・・
宇都宮のMさん、ワザとらしく岩に張り付かないで・・・
てな感じですが、いつもなら渋滞に巻き込まれて写真など撮ってられないのです。
今日は、ガラハラで・・・
しょうがないな!茨城のTさんも・・・本当は、これから先の鎖場が大変なのですが・・・・
っと言う訳で、無事山頂へ到着11:00・・・2999mからの展望は最高・・・
名だたる北アルプスの峰々やかすかながらも富士山も・・・
こんなにゆっくりできた登頂は初めてです。
山頂は、寒くしかも風も強く長くは居られません。風をよけてお弁当を食べ、下山することに・・・
おや!!ガラパゴスの・・・が、剱山頂を見上げていました。今から登るのかな?
すると、あのケーブルテレビのスタッフ達と遭遇・・・また、小屋で・・・挨拶を交わし・・・
さてさて、カニのヨコバイです。
気を付けてね・慎重にね・頑張ってね・・・
実は、カニのタテ・ヨコバイでは、ほとんど事故は起こらないそうです。
ホットした瞬間が怖い・・・気を引き締めなおして、ゆっくりと鎖を伝っていきます。
平蔵ノ頭を越えて一安心・・・では、自分もカメラに収めさせていただきます。
前剱の山頂へは登らず右に巻いて下山・・・おっと、猫バスを発見・・・
そして一服剱を越えて、全員無事下山・・・16:00
さてと美味しいビールを外で・・・
日が暮れるとかなり寒いのですが、しっかりと飲ませていただきました。
10月3日(土) 最終日 剣山荘ー剣御前小舎ー室堂
朝食5:30 7:00出発 天気予報では、夕方から雨・・・東方面から雲が徐々に覆ってきました。
まっ!目的は果たしたことだし、ゆっくりと下山は秋を楽しむことに・・・
上りには見えなかった、紅葉が目に飛び込んできます。
剱岳を背に剣沢の上部へと進みます。
剣沢小屋を通り過ぎ、富山県警救助隊のある天場へ・・・
いくつものテントが色鮮やかに張っています。その向こうに剱岳・・・いいですね・・・
遠ざかる剱岳と天場を見ながら、別山乗越へ8:50
トイレ休憩をすまし雷鳥沢へ急降下・・・対面に室堂が小さく見えます。
眼下に見た雷鳥沢のテント場は、さながらドローンを飛ばしたように見えます。
そして立ち上る噴煙は、地獄谷の噴煙・・・
ナナカマドの赤が彩を添えてくれます。
10:40 雷鳥沢へ到着・・・しかしこれからが試練の場・・・室堂まで、石の階段を昇りつめます。
喘ぎながら・・・
そして静寂に包まれたミクリガ池を横目に、室堂に到着・・・
ちょうど12:00発のトロリーバスに乗ることが出来ました。
ロープウェー・黒部ダム・電気バスを乗り継ぎ扇沢へ・・・
扇沢で昼食タイム・・・ダムカレーを自分とTさんは食べ・・・
帰りちょっと時間が早かったので、大町の山岳博物館を案内し帰路に付きました。
ゆっくりな剱岳への山旅は終わりました。
次は、日本三大渓谷の大杉谷に向かいます。ではでは・・・
こんなコースを歩いて来ました。
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ようこさん (月曜日, 26 10月 2020 20:42)
ランプなしの朝の出発
天気晴朗で人もいない劔岳
めったにない登山です
行けば良かったです~(^o^)
案山子 (火曜日, 27 10月 2020 08:54)
おはようございます。
今回は、本当にゆったりした山行が出来ました。
のんびりと歩く山も良いですね・・・双六・大杉谷もゆっくり山行で最高でした。
また、明後日から島根・鳥取の山旅ですが、移動が忙しいかも?
出来るだけ、ゆっくりが良いですね・・・
お手柔らかに宜しくお願い致します。
追伸:大杉谷のブログも例によって遅れています。